ハムストリングス強化としてやることもある「ルーマニアンデッドリフト」。
一般のデッドリフトと違いは膝を深く曲げずに伸ばし気味で行なう事で、大腿四頭筋の稼動を少なくしてよりハムに集中させるのが狙いです。
では前回の記事で書いたスティグレッグドデッドリフトとどう違うか。スティグはルーマニアンよりもさらに膝を伸ばし完全に伸ばす一歩手前くらいまで伸ばします。これによって膝の屈曲伸展動作がほとんどなくなります。
でも最近はスティグレッグドデッドリフトもルーマニアンもあまり区別なく、膝を伸ばすのはルーマニアンデッドリフトと呼ばれる事も多いようですね。それにスティグレッグドはワタクシはあまりおすすめしません。
スティグレッグドデッドリフトだと、どうしてもボトムではバーベルシャフトが股関節から肩までの長さ分重心から離れてしまい、腰への負担が気になる所です。
膝を伸ばしてハムに効かす種目として他にバックエクステンションやグッドモーニングという種目があります。こちらの方はデッドリフトのように重りを腕にぶら下げない分肩甲骨が開かず背中が丸まりにくいので、軽めでやればスティグレッグドデッドリフトよりは安全かと思います。